COLUMN コラム

  • 第一話
  • 第二話
  • 第三話
  • 第四話
  • 第五話
第三回写真 旬の東京、この街に暮らしたい 第三話 「池上本門寺の景勝」 久が原から池上線で2駅、歩いても20分くらいのところに池上の本門寺がある。
名物のくず餅屋の並ぶ門前通りの先から、加藤清正が寄進したという96段の石段(此経難持坂)が頂きの境内へと続く様は、ちょっとした山寺の気配を感じさせる。本門寺は日蓮宗の本山だから、例年10月の11~13日に「お会式」と呼ばれる盛大な法会が催される。僕は一度見物したことがあるけれど、日が暮れる頃から万灯を掲げた信者たちが、ドンツクドンツクと太鼓を打ち鳴らしながら、列をなして参道を行く光景は壮観だ。
本門寺を中心にいくつもの寺が集まった一帯は見所も多い。たとえば、五重塔の裏手に広がる霊園の一画には、あの力道山の胸像を築いた墓がある。他にも、おやっと思うような名士がここに眠っている。
境内の隅の展望台からの眺望も素晴らしい。麓の老舗の人の話では、ひと昔前は多摩川の流れまでくっきりと見渡せたという。
池上から久が原にかけての台地は、まさに都の南方の景勝地だったのだろう。その一つの証として、千鳥町の駅近くに、かつて横山大観が常宿した「観月(かんげつ)」という趣きのある旅館が今もなお存在している。
コラムニスト「泉 麻人 <いずみ あさと>」

トップページ | 間取り | 周辺環境 | モデルルーム | デザイン | 設備 | コンセプト | 構造・セキュリティ | アクセス | 物件概要